「国際リニアコライダー（ＩＬＣ）」の研究者でつくる国際推進組織リニアコライダー・コラボレーション（ＬＣＣ）の幹部７人は１３日、ＩＬＣ建設候補地の北上山地視察のため気仙沼、一関両市を訪れた。

リニアコライダー・コラボレーション（ＬＣＣ）の幹部８人が１４日、仙台市の東北大などを訪れた。建設候補地の北上山地にＩＬＣができた場合の外国人研究者の受け入れ態勢などについて、東北の産学官関係者と意見交換した。

国内外の研究者らでつくる次世代加速器「国際リニアコライダー（ＩＬＣ）」の国際推進組織の幹部らは14日、２日間の東北視察を終えた。

高橋宏明・東北経済連合会会長（東北電力会長）は１４日、ＬＣＣ主要メンバーと仙台市内で面談した。一行を迎えた高橋会長は東北訪問に感謝の意を示し歓迎。「地域の子どもたちがＩＬＣに高い関心と期待を持っている」などと伝えた。

村井嘉浩知事は１３日、原子レベルで物質の構造を解析する大型放射光施設の誘致実現に向け、先進地のフランス南東部グルノーブルを視察する予定を明らかにした。村井知事はグルノーブル視察の日程中に、併せてスイスの欧州合同原子核研究所（ＣＥＲＮ＝セルン）を視察する意向も示した。岩手県南と宮城県北にまたがる北上山地が候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー（ＩＬＣ）」の建設推進につなげる考え。

岩手・宮城両県などが誘致を進める巨大加速器ＩＬＣの建設計画に関連し、施設を利用しての国際共同研究を予定する「リニアコライダー・コラボレーション（ＬＣＣ）」のメンバーが１３日、気仙沼市を視察に訪れた。